日々の生活の中で、
欠かせない存在のインターネット。

シンガポールに移住して、
インターネットを自宅で利用しようと思った時、
様々な問題や疑問が生じる事があります。

例えば…

「どこで申し込みをすれば良いの?」
「どの会社と申込みをすれば良いのだろう?」
「家で、インターネットが使えない時があると聞いたけど、
それは本当?」
等など

シンガポールでも、
快適なインターネット環境で生活をして頂けるよう、
そんな、疑問にお答えします。

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現在抱えている悩みや疑問を、専門家に質問してみませんか?

シンガポールのインターネット事情

シンガポールのインターネットの速度は、
世界最速だと言われています。

これは本当なのでしょうか?

speedtest.net という会社の、2018年9月の調査発表によると、
シンガポールのインターネットの速度は、
携帯電話のダウンロードの速度が、57.37 Mbpsで世界3位。

ちなみに世界平均は、23.64 Mbps
シンガポールのインターネットの速さの半分以下です。

1位はノルウェーの23.64 Mbps
日本は、27.41 Mbpsで124カ国中53位でした。

固定ブロードバンドでは、
ダウンロード速度が184 Mbpsで世界1位。

世界平均は、49.26 Mbps
日本は、82.14 Mbpsで130カ国中19位でした。

もっと、詳しい結果をご覧になりたい方は、
Speedtest Global Index
をご覧下さい。(英文)

以下も、シンガポールのインターネットの速度に関する記事です。

2018年8月20日シンガポールビジネスレビューの記事
Singapore has the fastest fixed broadband speed in the world

Ookla’s Speedtest Global Indexの調査では、
シンガポールの固定ブロードバンドのダウンロード速度は、
181.47 Mbps
調査国133カ国中1位。
世界平均速度は46.41 Mbps

ビジネス・インサイダーの2018年7月の記事
The 23 countries in the world with the fastest internet speeds
では、
世界のTOP23の国が紹介されています。

シンガポールはこちらでも1位。
但しスピードは、下り平均60.39 Mbps

ちなみに、上記3つは
全て同じスピードテストを利用している結果のようです。

ここで、自分のPCの速度を、このspeedtest.net で測ってみると…

下りが63.19,上り39.44でした!
ビジネス・インサイダーの結果に近いです。
181Mbpsとか184Mbpsという結果は出ませんでした。

なぜ、これほど速度に差があるのか?
これは、後程ご説明します。

シンガポールの固定ブロードバンドの速度は
世界の中でトップのスピードということは、
実証されているようです。

インターネット対応の住宅とは?

日本でも、「光ファイバー対応」というマンションがありますよね。
この光ファイバー対応とは、予めマンション内の共有スペースに
光ファイバーの回線が設置されている状態を指すのだそうです。

対応=インターネットが部屋ですぐに使えるという意味ではありません。
部屋の中でインターネットを使いたい場合は、
ご自身で、回線業者とプロバイダを選んで契約する必要があります。

シンガポールでも、基本的には同じ構造になっています。
全てのコンドミニアムは、
建物の中までは光ファイバー配線が来ています。

日本と異なるのは、各部屋までの引き込みも、
完了している場合がほとんどだということです。

これは、政府主導で光ケーブルの設置が進められ、
ある一定期間内に申し込みを済ませると、
部屋までの引き込みも、無料で行われたからです。

なので、通常はプロバイダーを選び、
インターネットの接続を依頼すれば、
回線業者に、部屋までの引き込みを依頼する必要なしに
インターネットをご自宅で利用することができます。

稀にご自身が住む部屋までの引き込みが、
完了していない物件もあります。

その場合でも、インターネットのプロバイダーが
回線業者の手配をしてくれるので、
ご自身で別途手配する必要はありません。

ちなみに、シンガポールの、
回線業者はNetLink Trust の一社のみです。

シンガポールのインターネット・プロバイダー紹介

それでは、インターネット接続の申込みをする時、
どんなプロバイダーを選んだら良いのでしょうか?

インターネットのプロバイダーは、
携帯電話、インターネットやケーブルを使ったテレビなど、
総合的なインターネットサービスを提供している3社と
それ以外の会社があります。

ご自身のインターネットの用途や使い勝手を考慮して、
お好きなプロバイダーを選んで下さい。

それぞれご紹介させていただきます。

シンガポールの主なインターネットプロバイダー

まずは、一般的に知られている、
総合サービスを提供する3社から。

これら3社は、シンガポールで携帯を購入するでご紹介した会社です。

シングテル(Singtel)

携帯電話でシンガポールで1番のシェアを誇るシングテルですが、
ブロードバンドの市場でも、43%の市場を占めているそうです。

これは法人利用の殆どが、
シングテルを利用しているからだと推測されます。

Singtel controls significant market share in Singapore, with 82% of the fixed-line market, 47% of the mobile market and 43% of the broadband market in Singapore.
Wikipediaより

料金:1Gbps Fibre Broadband  $44.90/月 2Gbps$64.90/月(2018年11月現在)

スターハブ (StarHub)

日本人家庭では、多分シングテルよりもこちらに契約している家庭の方が多いかもしれません。
携帯電話やケーブルテレビのサービスとパッケージで申し込む人が多いようです。

料金:1Gbps Fibre Broadband $39.90/月

エムワン(M1

携帯電話同様に、この会社のサービスを利用している日本人は少ないようです。
但し、速度は上記2社より早いという結果がでています。

料金:1Gbps Fibre Broadband $39.00/月

どの会社も、ブロードバンドを申し込むと、
固定電話サービスなどの付帯サービスがついてきます。

また、色々なキャンペーンを行っているので、
各社のサイトをチェックして、プロバイダーをお決め下さい。

時間帯で、インターネットに繋がりにくいという話も耳にします。
これは、ルーターの性能や同じ建物の中で、一定の時間帯に
インターネットを利用している人が集中してしまう為に起こる問題です。

スターハブが繋がりにくいという話を日本人の中でよく聞くのは、
スターハブと契約している人が、
同じコンドミニアムの中にそれだけ多いという事だと思います。

となると、コンドミニアムの中で契約者が少ないであろう、
M1と契約するなどの方法もあるかもしれませんね。

どうしても速度が早いプロバイダーが必要であれば、
日本人の間では、あまり馴染みがありませんが、
速さをウリにしているプロバイダーもあります。

My Republic

携帯と家庭用ブロードバンドのサービスを提供
料金:1Gbps$59.99/月

ViewQwest

家庭用及び業務用ブロードバンドサービスを提供
料金:1Gbps$42.50/月, 2Gbps$59.99/月

上記の2社は、ゲーマー用のプランもあります。

どちらの会社も、設置に関しては自分で行う必要があるため、
ある程度の知識が必要です。

インターネットの申込み方法

利用するプロバイダーが決まったら、
次は申し込みです。

総合的なサービスを提供している3社は、
実店舗を設けていますので、
そこで申込みをすることができます。

もちろん、オンラインでの申し込みも可能です。

My RepublicとViewQwestは、
申込み窓口の実店舗がありませんので
申込みは全て、オンライン上で行うことになります。

各社によって契約形態は異なりますが、
1年から2年の年間契約がほとんどです。

年間契約の場合、携帯電話と同様に、
中途解約の際には違約金の支払い義務が発生するので、
注意しましょう。

年間契約ができるのは、
シンガポールの就労許可(EP)を取得し、
シンガポールに住所がある人のみです。

窓口で申込む場合は、
EPと家の賃貸契約書等を忘れずに持参して下さい。

シングテル、スターハブ、M1は
ルーターの設置に来てくれますので、
申込時に、設置の日程を決めます。

申込みの際、光ファイバーの設置が可能か可能でないかのチェック
をプロバイダーがしてくれます。

もし部屋の中まで、光ファイバーが引き込まれていない場合は、
まず、回線業者が工事を行います。

その後、プロバイダーがルーター設置に来て、
インターネットが使えるようになります。

回線が家の中まで来ている場合は、
申込みから1週間ほどでインターネットの接続が可能ですが、
もし、来ていない場合は回線業者のアレンジがあるので、
多少時間がかかります。

また、回線業者が混み合っていて、すぐに申し込めない場合は、
スターハブの場合、暫定的にADSLの接続をしてくれます。

シングテルとM1はADSLのサービスは行っていません。

オススメのプロバイダーは?

どのプロバイダーが良いかは、
全てのプロバイダーを利用したことがないので、
判断を下すことは難しいです。

ただ、多くの人が同じ場所で同時にインターネットを使用する際、
速度が落ちてしまいます。
また、インターネットに繋がりにくいと言う問題も生じます。

もし、インターネットをご家庭で頻繁にお使いになる、
あるいは、ダウンロードする容量が多い場合は、
My RepublicやViewQwestを利用するという、
選択肢もあるかもしれません。

ただ、この2社に関してはサポート体制が良くないなどの、
ローカルの口コミも目にします。
特に、日本人の場合は慣れない環境なので、
大手3社から選んだ方が無難かもしれません。

但し、大手だからと言って、
日本と同様のサービスを期待すると、とても疲れてしまう事があります。
ここは海外という意識を予め持つことが必要です。

speedtest.netの各社のスピード比較です。

やはり、速さを謳っているMy RepublicとViewQwestは下りのスピードは早いようです。
でも、上りの最速はM1!
しかも、M1は下りもシングテルやスターハブより早いです。

 

 

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