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日本では最近、英語学習の重要さが注目されています。 2018年4月から、小学校で英語教育の義務化がスタートします。

これには、未だ賛否両論があるようですが、 英語教育がこれからも、 益々重要視される事は間違いないでしょう。

今回は、外国語の取得を目的とした 留学先として考えた場合のシンガポールについてお話をさせて頂きます。

 

多国籍で多文化なシンガポール

まずは、シンガポールの特徴です。

シンガポールは、中華系の民族とマレー系、 そしてインド系の民族からなる多民族国家です。

公立学校での授業は英語で行われますが、 家庭では、それぞれの民族の言葉である中国語(主にマンダリン)、マレー語、そしてタミル語など使う場合が多いです。

また、中国語でもマンダリン以外に 広東語やホッケン語(福建)も街中ではよく耳にします。

多くの言葉が飛び交う、国際的な都市国家です。

一つの言葉しか話せないと言う人は、 シンガポールでは極めて稀です。

地下鉄やバスの表示にも、 英語、中国語、マレー語、タミル語が表記されています。 銀行のATMも中国語と英語が選べたりします。

生まれた頃から、多言語の中で育てば、 バイリンガルになるのはごく普通のことかもしれません。

無理しなくても、2つの言語で思考することが 自然と身についているのですから。

純粋に語学のみの取得目的であれば、シンガポールは最良のチョイスではないかもしれません

いきなりですが、語学取得だけが目的であれば、 シンガポールは、それ程お勧めの国ではないかもしれません。

シンガポールへの教育移住をお勧めしている当社が、 なぜ語学留学先としては、 シンガポールをあまり勧めないのか?

以下に理由を説明していきます

シンガポール独特のシングリッシュと呼ばれる英語の発音

シンガポールには、シングリッシュと呼ばれる独特英語があります。 これは、マレー語や中国語が英語の中に組み込まれてしまった様な発音です。

語尾に”ラー”とつけたり、thの発音が”タ”のように聞こえます。 あとは”R”の発音を飲み込んでしまうような言い方をします。 carparkがカッパに聞こえてしまったり…!

文法に関してもあまり時制を気にしないで、 なんでも現在形を使う人がかなりいます。

もちろん語学学校やインター校の先生は、 英語のネイティブだったり、 きちんと発音の教育を受けた人達なので、 心配はないのですが、

公立の学校の先生や、 シンガポールの国で話される英語は、独特の発音です。

中国語も、英語同様シンガポール独特の発音があり、 中国大陸亜から来た中国人や台湾の人からすると、 「シンガポール人の発音はおかしい」と感じられるはずです。

外国で語学を学ぶということは、 やはり正しい発音も、 しっかりと身につけたいと思う人がほとんどだと思います。

いくら学校で正しい発音を勉強しても、 日常で、中々使う機会がないと、 やはりどうしても忘れがちになってしまいます。

間違った英語を使っても、 きちんと理解してくれる、シンガポールの人々

個人的なことですが、 私の場合シンガポールに来て格段に英語力が落ちました(笑!

知り合いの方で、日本で文法を徹底的に勉強されて、 いざシンガポールに駐在したら、 ご自身の英語が変になってしまったという方もいます。

それはなぜかというと、 シンガポールが多民族国家と言うことに大きく起因していると思います。

英語が母国語でない人達が、 多民族とのコミュニケーションを取るために英語を利用しています。

英語を使って生活していても、そのレベルは様々なのです。 それ程英語ができない人でも、 コミュニケーションが取れるようになっているのです。

もちろん正しい文法を使って話す人がほとんどですが、 ある程度の年齢の人や、 それ程高学歴ではない人達はものすごく適当な英語を話します!

困ったことに、 その適当な英語の方が、日本人にとっては理解がしやすかったりします!

また、英語ネイティブの国と違って、シンガポール人は、 非英語国の外国人に対して、ものすごくわかりやすい話し方をしてくれます。

ひどい時は、ただ単語の羅列みたいな聞かれ方をすることもあります。

英語ネイティブの国に行けば、そんな事は殆どありません。

相手が外国人で英語が出来るか出来ないかにかかわらず、 普通のスピードで話しかけてくるのが、通常の欧米人です。

その為、ヒヤリングや正しい文法を日常生活で鍛えることが出来ますが、 シンガポールでは、そうは行きません。

適当な発音の怪しい文法でも、 普通に生活が出来てしまうのです。

以上が、私の個人的な語学取得の目的で あまりシンガポールをお勧めしない理由です。

語学を取得するのは、ゴールではない

但し、誤解をしないで頂きたいのは、 だからと言って、決して シンガポールが留学先に向いていないということではありません。

あくまでも、英語初心者が とてもきれいな英語の発音を目指して、 海外へ留学という目的では、 他にもっと良い国があると、言っているのです。

そもそも、語学に関連した職業に就くで無ければ、 それ程きれいな発音の英語や中国語は、必要ありません。

もちろん、きれいな発音は憧れますが…

外国語の習得は、あくまでも何かをする手段であって、 ゴールではないはずです。

海外の大学で勉強するには、外国語が必要だから その必要な語学をまず勉強する。

グローバルな職場で働く為には、英語が必須なので、 とりあえず、英語でのコミュニケーションが取れるようにする。

そんな目的を持っている方であれば、 シンガポールへの留学はお勧めです。

多国籍、そして多文化の中で 自分が日本人であることを再認識する機会に巡り会えるかもしれません。

 

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