観光で訪れて良かったからと言って、そこへ長期的に住んでも同じ思いのまま住み続けることができるとは限りません。
今回は、シンガポールへの移住をご検討中の皆様に「教育移住先として考える、シンガポールの特徴」を お届け致します。

 

シンガポールへの教育移住をご検討中ですか?

現地にて、教育移住・長期親子留学(移住)を全ての面からサポートします。

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シンガポールってどんな国?

まずは、簡単にシンガポールのご紹介から。 シンガポールは、1965年にマレーシアから独立を果たした、 国土が淡路島程の大きさ(739.1 平方km)しかない、都市国家です。 人口は約560万人。 都市としての人口密度は、マカオについで世界第二位。 香港よりも高い人口密度とは、 実際にシンガポールで生活している私にとっては、ちょっと意外でした。 ほぼ、赤道直下に位置しており、 気候は、熱帯性モンスーン気候。 年間の平均気温は26〜27度で高温多湿です。 でも、日本の東京の真夏の暑さを考えると、 シンガポールの方が過ごしやすい気がします。 こんなアジアの小国が、 どうして世界中の富裕層や大手有名企業から、 注目されるようになったのでしょうか。 シンガポールの発展には、教育も大きく関与しているのです。

何故シンガポールが教育移住先として、注目を浴びるようになったのか?

シンガポールが世界から注目を浴びるようになったのは、 リーマンショック直後の、目覚ましい国家のV字回復からです。 政府は、次々に景気回復策を打ち出し、 それに呼応するように、 欧米を中心に有名企業が次々にシンガポールに進出してきました。 外国の企業が多くなるということは、駐在員も増えるということです。 その駐在の子弟の受け入れ先として、インター校の新設も進みました。 それまでは、シンガポール資本のインターが中心だったものが、 中東やヨーロッパ資本のインター校が新設されたのも、この時期です。 天然資源を持たない、小国であるシンガポールは、 教育を1つの資源と捉えているため、 建国当時から、教育には常に力を入れてきました。 以前から、教育という土壌が既に培われているところに、 外国からの資本も、投入されるようになったのです。 シンガポールの政府はまた、教育をビジネスとも捉えています。 その為、海外からの留学生の誘致には力を入れています。 良い留学生を惹きつけるためには、 教育施設を充実させ、良い教師を雇用し、 良い教育環境を整える必要があります。 それをシンガポールは、 着実に実行しているのです。 毎年発表される、世界大学ランキングでも、 シンガポールの国立大学は、 アジアでトップの座についています。 Asia University Rankings 2017-THE THEアジア大学ランキング:2017 (イギリスタイム紙の別冊である、ハイヤーエデュケーションが一年に一度発表する、世界大学ランキングのアジア版) 1位はシンガポール国立大学です。 QS Asia University:2018 QSの2018年度版アジア大学ランキング (イギリスの大学評価機関「クアクアレリ・シモンズ社(Quacquarelli Symonds:QS)」が毎年9月に公表している世界の大学のランキング) 1位はシンガポールのナンヤン工科大学 2位はシンガポール国立大学です。

シンガポールの教育に対する考え方を ご理解いただけたでしょうか?

高い教育レベル

上記でご紹介した、大学のランキングは、 決して生徒の優秀さを比較しているものではなく、 あくまでも、大学自体の評価です。 但し、高い評価を受けている大学には 優秀な生徒が集まっているのはあたりまえなので、 自ずから大学の難易度も高くなるはずです。 もちろん、教育レベルの高さは大学だけではありません。 特徴的なのは、幼児からの教育を徹底しているという点です。 小学校の算数の問題などは、 世界中の算数の教育でも注目を集めている、 独自のメソッドが使用されています。 シンガポール式算数についてのブログ: 世界から注目を浴びている、シンガポール式算数をご紹介します。 また、小学一年生の問題でも、 読解力が無いと解けないようなものが多く出題され、 算数の力と同時に、国語(英語)力を養う授業が行われています。 世界中の15歳の子どもたちを対象に行われる、 OECD主催の世界の15歳児の学習到達度調査、PISAでも、 シンガポールはトップです。 日本語版:シンガポールが1位 - OECD PISA学力調査 このように、シンガポールは 初等教育から大学まで、質の高い教育を行っています。 もちろん、多くのインターナショナル・スクールもそれぞれ、 IBDP(国際バカロレア・ディプロマ)などで高い合格率を誇っています。 このようにシンガポールは、 公立校から私立校まで 高いレベルの学校が多く散在するという特徴を持っています。

世界でも有数の治安の良さ

小さなお子さんの教育を重点に移住を考えた時、 教育環境と同時に、最も考慮したいのは、 治安の問題です。 治安が良いと言われている、日本からの移住であれば、尚更です。 その点シンガポールは、日本と比べて同等、 あるいはそれ以上に、治安が良い国と言えるのでは無いでしょうか。 国が豊かであるということは、 治安の良さに大きく関係しています。 また、犯罪を犯した人に対する罪の重さや 刑が速やかに行われることも、 犯罪率を下げている要因の一つでしょう。 小さなお子さんと一緒に、 公共機関を気軽に利用することもできるし、 夜の外出だって、それ程神経質になる必要はありません。 但し、犯罪率が低いからと言って、 全く犯罪がないわけではありません。 最低限の注意だけは、怠らないようにしましょう。

外国人が住みやすい環境

教育のレベルがいくら高いからと言って、 生活の環境が、日本人にあまり馴染めない国に住み、 長く生活をしていくのには、無理があるかもしれません。 シンガポールに在留届を出している日本人の数は、 約3万人と言われています。 その多くが、日本から派遣されてきた駐在員とそのご家族という事情もあり、 日本人をターゲットにした市場が、 昔から形成されているのがシンガポールです。 また、近年急激に日本から進出してくる飲食店なども増えており、 値段さえ気にしなければ、 日本とほぼ同様の食生活を送ることが出来ます。 もちろん、スーパーにも豊富に日本の食材が揃っています。 最近では、オンラインのスーパーでも扱っている日本食材が増えているようです。 ヨーロッパの国々と比べると、 日本と変わりのない生活を送ることが出来ます。 また、欧米諸国(特に労働階級の人たちの間)ではどうしても、 アジアの人を目下に見る傾向があります。 また英語をきちんと話さないと、 中々理解してくれないところがあります。 その点、多民族でコスモポリタンな都市国家シンガポールでは、 英語がきちんと話せなくても どうにかなってしまうという、気軽さがあります。 反面、完璧な文法と発音を目指す方にとっては、 デメリットになってしまいます。 まあ、100%メリットだけと言うのはありえないので、 ご自身が何に重きを置くかが、 移住地選びには一番大切なことかもしれません。

整った医療施設

慣れない外国で暮らす場合、 やはり病気や怪我をした時の事も考慮に入れなければいけません。 その点、シンガポールは世界で一番 日本人の為の医療施設が整っている国と言っても過言ではありません。 日本人医師や、日本語が分かる医師が常駐している病院も数多くあります。 シンガポールの医療機関ついてのブログ: シンガポールで病気になった時、どうしよう!-安心して利用できる日本人医師が常駐している病院のご紹介 また、医療施設もとても整っていますので、安心です。

メリットがあれば、もちろんデメリットもあります

上記以外にも、

  • インフラがとても整備されている事
  • 相続税やキャピタルゲイン税がない事
  • 法人税や個人の所得税の低さ

など、 多くのメリットがシンガポールにはあります。 主なデメリットとしては、 物価が高い、国が小さい、 文化的な施設や催しが日本に比べて少ないなどが挙げられます。 大切なことは、 あなたにとって一番重要視することは、 何なのかをしっかりと定める事だと思います。 デメリットに上回るメリットがあるのであれば、 シンガポールがあなたにとって、 適切な移住地になるのではないでしょうか。

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