今回のトピックは、当社に寄せられた質問がもとになっています。
ご質問者様は、お子様の教育のために、 現在海外移住をご計画中という事です。

移住の候補地として、シンガポールとオーストラリアが挙がっているそうで、
それぞれの国の、利点を知りたいと言う事で、当社にご質問を頂きました。

では、ご質問に答えて行きます。
もちろん、シンガポールを贔屓目で見てしまうことはご容赦下さい。
でも、できるだけ、客観的なお話をさせていただこうと思います。

 

シンガポールへの教育移住をご検討中ですか?

現地にて、教育移住・長期親子留学(移住)を全ての面からサポートします。

まずは専門家へ現在抱えている悩みや疑問を相談してみませんか?

 

ご自身が優先したい事を、きちんと整理する

一口に海外移住と言っても、人それぞれ移住をしたい目的は異なります。
また、どんなところに暮らしたいかも個人差があるでしょう。

いくら、マスコミや周りの人が「◯◯は移住先に最適」と言っても、
その国が、ご自身のライフスタイルに合わなかったり、
将来、ご自身とお子様のプラスになるとは思えない場所であれば、
それは、あなたやあなたのご家族にとっての 最適な移住地とは言えないでしょう。

まず移住地を選ぶ際は、
「自分が一番に優先したいことは何であるか」 をきちんと認識することが大切だと思います。

国土の広さから、この二つの国を比べてみましょう。

シンガポールは、東京都23区とほぼ同様の小さな都市国家です。
どうしても国が小さいので、 国内に留まっていては、飽きることもあるでしょう。

また、人口が少ない分大規模な催しがあまりできません。
日本と比べたら文化的な事は、やはり見劣りがします。

一方、オーストラリアは 国土の広さが日本の20倍もある、巨大な大陸です。
国内移動も、飛行機を使うのが一般的な国です。
人口密度は、わずか3.18人/平方km 日本の100分の1以下です。
もちろん、大自然にも恵まれています。

とても対象的な国ですよね。

自然に囲まれて、のんびりと暮らすことが好きな方であれば、
オーストラリアの方が適しているし、
反対に、普段は忙しく働くことは問題ない!
でも、長期の休みを取って色々なところに出かけたいと思えば シンガポールは最適な国であります。
*シンガポールは、何と言っても海外旅行が 日本の国内旅行のように気軽に行ける国ですから。

こんな風に国土の広さの違いだけでも、
生活に関連した、大きな違いを発見することができます。

あなたは、都会派?それとも自然派?
海外旅行へいつも行きたい派?
それとも、休日は家で自然を満喫したい派ですか?

教育移住という視点で、オーストラリアとシンガポールを比較してみましょう。

次は、小さなお子様のための「教育移住」という観点から、
この2つの国を比べて見ましょう。

治安の良さとインフラの整備

小さなお子様と一緒の移住であれば、 やはり治安は一番重要な問題ですね。
個人的なことを少しお話すると、
ロンドンからシンガポールに来た私にとっては、 シンガポールって、なんて安全な国なんだ! というのが第一印象でした。

電車でスリに会わないし、置き引きもない、
タクシーで現金や携帯を忘れても、きちんと連絡をしてくれる。

私は、ロンドンだけではなく、 日本でもスリや置き引きにあった経験があるので、
本当に、シンガポールは、びっくりするくらい安全な国という印象が強いです。

もちろん、シンガポールだって犯罪がないわけではないですし、
スリや置き引きにあった人だって、いるかもしれません。

でも、一般的にはとても安全であります。
女性が深夜に独り歩きをしても、あまり不安がない国だと言えます。
タクシーだって、安全です。 発展途上国によくある、ボッタクリもありません。

もちろん、お子様とお母さんだけで、 気軽に公共機関を利用することもできます。
公共機関と言えば、、小さなお子様と一緒に利用すると、 この国の住み心地の良さを感じると思います。
機会があれば、公共機関での移動をお試しください。

さて、一方のオーストラリアの治安についてですが、
1週間の観光、しかもシドニー近郊しか知らない私なので、
残念ながら、実体験をお知らせすることはできません。

何か、参考になるものはと探したところ… メルボルンとシドニーの犯罪発生率を比べるサイトがありました。
Crime Comparison Between Melbourne and Sydney

そもそも、ここにでている数字が、 何人あたりの犯罪発生率を示したものではないので、
日本やシンガポールと比べるのは、とてもむずかしいのです。

ただ、少なくともシンガポールでは、
Problem people using or dealing drugs-麻薬使用者や販売人の問題や、
Worries car stolen-車を盗まれる心配? のような項目が、
一般的に取り上げられる事はない=そういう犯罪はほとんど聞いたことがない。ので、
安全に対する感覚が、大きく異なるのかなと言う印象を受けました。

また、オーストラリアの2つの都市供に昼間歩くのは、安全だけれど、
夜は安全ではないみたいなことが書いてありました。

やはり治安に関しては、シンガポールに大きく軍配が上がるかと思います。
ちなみにシンガポールでは、麻薬に対しての取締リがものすごく厳しいです。

教育のレベル

教育に関して、この2つの国は共通点があります。
それは、政府が教育を大きな国家の事業の一つと捉え、
海外の留学生の誘致に大変積極的という事です。

オーストラリアの場合は、数多くの語学学校もあり、
日本人の短期の留学先の、人気国の一つに挙げられています。

政府自らが Study in Australiaというサイトで、 オーストラリアの教育を外国人にアピールし、
留学を勧めています。 このサイトの情報によると、

  • 世界で3番目に留学生が多い国
  • 世界大学ランキング上位100校の中に、オーストラリアの大学が7校ランクインしている
  • 選択できる教科の種類が豊富-1,100校の教育機関があり、22,000種類のコースがある
  • 世界で最も学生に適した30都市のうち、5つの都市がランクイン

と、中々魅力的なことが書いてあります。

オーストラリアには数多くの語学学校もありますので、
アジアからの留学生や短期の語学留学に、向いているのかなという印象も受けます。

一方シンガポールの場合は、国が小さい事もあって、
総合大学自体の数は、全部で6校 (そのうち2校が世界大学ランキングの100位以内にランクイン) と少ないです。

また、成績優秀なシンガポール人は、
アメリカのアイビーリーグ校やイギリスのオックスフォードやケンブリッジに留学する傾向にあるため、
大学には、海外からの留学生が多いです。

シンガポールの学校の一番の特徴は、
インターナショナル・スクールの数の多さではないでしょうか。

元々、シンガポールでは、以前から欧米の駐在員が多かったため、
その子弟の為にインターナショナル・スクールが創設されたという土壌があります。

近年ではアジアの近隣諸国の父兄が、子供達の為により良い教育環境を求め、
シンガポールに子供達を留学させたり、親子で移住する人が増ました。

そのため、受け皿である、インターナショナル・スクールの数も増加しました。

こんな状況を鑑みると、
オーストラリアは、大学からの留学や語学留学など、 家族移住というよりは、
単独で勉学の為に長期滞在するというケースの方が 向いているのかもしれません。

アジア人への人種差別

最後の比較として、取り上げたのは、人種差別の問題です。

残念ながら、どうしても欧米諸国には白人至上主義みたいな事を 信じている人が、
ある一定数は必ず存在するのは事実です。

また、アジア人が自分達の仕事を脅かしていると考える、ブルーカラーの人々もいます。
オーストラリアでも、留学生の多くの割合を占める中華系に人々に対して、
かなり差別的な態度を取る人達がおり、マスコミなどで取り上げられることがあります。

これは長年現地で暮らしていたお客様から伺ったことですが、
そのご家族は、なんとなく、現地のオーストラリア人との間に、
疎外感のようなものを感じてしまうことが頻繁にあったと言う事です。

その点、シンガポールはアジア人の多民族国家、 しかも建国間もない頃から、日本や欧米の企業を誘致してきた国ですので、
人種的な差別というものは感じられません。

語学に関しても、公用語は英語とはいえ、母語は英語ではありません。
こちらが、カタコトの英語でも、一生懸命理解してくれようとする姿勢もあります。

結論は?

もちろん、最初に申し上げたように、それぞれの人によって、重要とするものは違います。
第三者が、無責任に 「◯◯は良いですよ」ということはできません。

でも、語学にそれ程自信がなく、小さなお子様を連れた教育の為の移住であれば、
やはり、シンガポールは世界の中でもお勧めの都市といえるでしょう。

日本の食材も手軽に入手可能、 しかも他の外国よりは、かなりリーズナブルな値段です。
もし、時間や予算に余裕があるのであれば、
1ヶ月程度の、プチ移住をしてみるのも良いかもしれません。

観光旅行では見えなかった、いろいろな面を経験することができるでしょう。

ご自身やご家族にあった、移住先を見つけて下さいね。

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